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Introduction to DX ~DX人材になるための基礎知識~


期間  1日間 時間  9:30~17:30
価格(税込) 1社様向け 主催  トレノケート
コース種別  集合研修  
形式  講義+デモ+グループワーク(オプション) コースコード  NFC0496G
このコースは定期開催しておりません。1社様向け研修としてご要望にあわせて開催いたします。
詳しくはお問い合わせください。

ワンポイントアドバイス

お客様のご要望に応じて、「学習内容」から必要な項目をピックアップしてご提供します。

対象者情報

対象者
・これからDXの取り組みを始める方
・DXに関する基礎的な知識を学びたい方
・DXに取り組まれている企業の新入社員
前提条件
□特にありません

学習内容の詳細

コース概要
DXとは何か、なぜ必要なのか、どのようなデジタル技術をどのように使うことができるのか、新たなビジネスをデザインする考え方などを1日でコンパクトに学ぶことができるDXの基礎コースです。
本コースの内容は経済産業省『DXリテラシー標準』の「マインド・スタンス」「Why」「What(一部)」に準拠しています。

お客様のご要望に合わせて、下記の学習内容から3つ程度の章をピックアップして1日でご提供します。(※ セクション単位でのピックアップも可能です。また、2日間ですべての学習内容を実施することもできます)
学習目標
● DXとは何か、何を目的とし、なぜ必要なのかを説明できる
● DX推進のためにどのようなスキルやマインドセットが必要かを説明できる
● DXで活用できる各種デジタル技術の概要やそれを使ってできることを説明できる
● ビジネスを変革するためのデザインの考え方やフレームワークの概要を説明できる
学習内容
1. DXとは何か、なぜ必要なのか

- なぜDXが必要なのか?
     - デジタルディスラプション、2025年の崖、モノからコトへのシフト etc.

- DXとは
     - DXの定義
     - デジタイゼーションとデジタライゼーション、「守り」と「攻め」 etc.

- DXのキーコンセプト
     - 顧客価値とUX
     - データドリブン

- DXの事例

グループワーク①:自社や他社のDXへの取り組みを調べ共有する

- 日本のDX推進状況と求められるスキル
     - 日本のDX推進状況、成果状況
     - DX推進に重要なナレッジ/スキル、求められる人材

2. DXを支えるテクノロジー

- 身近なテクノロジーとUX

- クラウド
     - クラウドとは
     - クラウドのサービスモデルとビジネス用途
     - SaaS 利用とリソースの再配分
     - クラウド利用による先端技術の導入
     - クラウド利用目的の変化 etc.

- データ分析
     - 社会におけるデータ データ活用のパターン
     - データ処理基盤の概要
     - 顧客接点のデジタル化、データレイク、データウェアハウス、ETL、BI
     - 付加価値データの有償提供
     - データ活用のファーストステップ

受講者参加型デモ:ショッピングサイトのリアルタイム分析と可視化

- AI/機械学習      
     - 機械学習の概要
     - 機械学習でできること (教師あり学習、教師なし学習、強化学習)
     - 画像・音声のデジタル化の活用
     - 学習済みモデルの利用
     - モデルの作成と学習 etc.

ハンズオン:機械学習の技術に触れてみる
 ・ 構築済み機械学習モデルのデモサイト
 ・ Teachable Machine による画像分類モデルの作成   

- IoT      
     - モノからコト(サービス)への転換
     - モノと情報のあいだの架橋
     - IoT とデータ分析・マシンラーニング

- XR      
     - XRの種類
     - メタバース
     - Society 5.0

3. ユーザー企業のIT導入とSIベンダーの役割

     - ユーザー企業のIT導入:内製と外部連携か
     - ユーザー企業による内製化の動き
     - ユーザー企業とITベンダー企業の新しい関係 「共創」
     - ITベンダー企業のDX戦略の方向性 etc.


4. イノベーションとデザイン

- ビジネスの変革
     - イノベーションと新結合

- デザイン思考
     - デザイン思考
     - アジャイル思考
     - Fail fast

- デザイン思考のフレームワーク
     - デザイン思考のフレームワーク
     - ビジネスモデルキャンバス

グループワーク②:ユーザーへの共感とソリューション


5. ビジネスに直結する開発 [SIベンダー・開発部門向け]

     - 価値を創出するビジネスに直結する開発
     - DevOps
     - アジャイル開発、マイクロサービス・アーキテクチャ
     - DevOpsのためのチーム体制 etc.

6. 組織とマインドの変革

- 組織における「仕組み」の重要性
     - デジタル技術を活用するには
     - 組織が抱える文化・マインドの課題

- 企業文化・マインドセット
     - ビジョン
     - 試行錯誤
     - 失敗の許容
     - コラボレーション 
     - 主体的な学びの必要性 etc.


グループワーク③:DXに向けた自身のアクションを考える
 ・このコースで学習した内容を踏まえて、DXに向けて自身が今後どんなアクションをしていくか言語化し共有する

実習/演習内容詳細

演習/デモ内容
グループワーク ①:自社や他社のDXへの取り組みを調べ共有する
・受講者同士で自社や自身の部署、あるいは他社のDXの取り組みについて発表し、それぞれの取り組みがどのような人々にどのような顧客体験を提供しているかをディスカッションします。
・発表する取り組みについては、ワークの時間内に調査するか、事前学習課題とします。
・グループごとにどのような取り組みについてどのような検討をしたか発表します。

グループワーク ②:ユーザーへの共感とソリューション
・ある属性をもつ潜在顧客/ユーザーについて、より具体的なペルソナを設定し、そのペルソナにとっての顕在的あるいは潜在的なニーズや「困っていること (ペインポイント)」を推定します。
・そのニーズやペインポイントをデジタル技術を活用して解決するソリューション/サービスを考案します。
・(オプション)考案したソリューション/サービスのビジネスモデルキャンバスを作成し、より具体的なビジネス案にまとめます。
・グループごとに、考案したソリューション/サービスの概要や提供する顧客価値について発表します。

グループワーク ③:DXに向けた自身のアクションを考える
・受講者ごとに、このコースで自身が得た学びと、それに対して今後どのようなアクションをしていくかを言語化します。
・言語化した内容をグループでお互いに発表し、質問や提案などの対話をします。
・対話を経て、あらためて今後どのようなアクションをしていくかをまとめます。
・各グループから何名かに、得た学びと今後のアクションについて発表してもらいます。

受講者参加型デモ:ショッピングサイトのリアルタイム分析と可視化
・受講者は、クラウド上で動作しているサンプルのショッピングサイトにアクセスして好きな商品をいくつか購入します。
・講師がクラウドのデータウェアハウス(DWH)を使用して、商品ごとの購入数をリアルタイムで分析します。
・分析した結果をBIサービスを使用してグラフの形に可視化します。

※ サンプルのショッピングサイトにインターネットアクセスできる必要があります (HTTP でのアクセスです。HTTPS ではありません。)

ハンズオン:機械学習の技術に触れてみる
・事前構築済み機械学習モデル(画像分析、自然言語分析、音声生成)でどのようなことができるか体験します。
・PCのカメラで撮影した画像データから簡単な画像分類モデルを作成します。