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メンター研修 ~斜めの関係から新入社員の組織適応を支援する~


期間  1日間 時間  9:30~17:00
価格(税込) 1社様向け 主催  トレノケート
形式  講義と演習 コースコード  HSC0283G
このコースは定期開催しておりません。1社様向け研修としてご要望にあわせて開催いたします。

ワンポイントアドバイス

直接の業務支援を行う同一部署の「OJTトレーナー」とは異なる存在として近年注目されている「メンター」。メンターは、若手社員の成長を他部署の先輩として支援する存在です。OJTトレーナーは、役割上、どうしても「目の前の業務ができるようになる支援」に集中しやすいのに対して、メンターは、若手社員(=メンティとも呼びます)の中長期のキャリア支援をしたり、社内人脈の横方面への広がりを手助けしたりできる存在です。このコースでは、2010年代より長年にわたり企業のメンター制度を支えてきた実績のあるトレノケートが、各社のメンター制度を参照し、ニーズの高かった内容を集約して提供するものです。特に好評なのは、最後に作成する「メンター」のための「クレド」です。自分たちで決めた「クレド」(行動指針)があることは、メンターにとってその活動を底支えしてくれる、よりどころになります。

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対象者情報

対象者
・新入社員や第二新卒者など若手社員のメンターを任命された(任命される予定の)方
・新入社員や第二新卒者など若手社員とは斜めの関係(別部署)で若手社員の成長を支援する先輩社員
前提条件
□特にありません

学習内容の詳細

コース概要
新入社員や第二新卒者など若手社員が、できるだけ早く職場に馴染み、一日でも早く活躍できる人材に育って欲しい―どの組織にとっても共通の願いです。

組織適応や成長支援では、人事側で導入研修を用意し、配属先でOJTトレーナーが1対1で指導を行う(OJT)、という仕組みが一般的です。業務を学ぶために古くから取り入れられている成長支援の方法である「OJT」は、同じ部署の先輩が担当するため、新入社員の社内人脈や視野の広がりには限界が生じやすい難点があります。


そんな中、近年、多くの企業が積極的に導入しているのが「メンター制度」です。OJTが“縦の関係で支援(縦=同じ部署)”だとすれば、メンターは他部署の先輩が担う“斜めの関係”。「斜めンター(ななめんたー)」とも呼ばれています。

メンターは、新入社員など若手社員にとって部署を越えた情報や知見を得る貴重な存在であり、社内ネットワークの拡大や広い視野の獲得を後押しします。さらに、OJTトレーナー以外に安心して相談できる相手がいることは、新入社員など若手社員にとって大きな心の支えとなります。

この研修では、新入社員や第二新卒者など若手社員の組織適応を支援する、OJTトレーナーとは別の役割「メンター」にフォーカスし、メンターとして、どのように若手社員と信頼関係を築き、どのように彼らの可能性を引き出せるか、困ったことや悩みにどう寄り添うか、といった具体的な関わり方について、演習を通して実践的に学びます。

“単なる話し相手”ではなく、“成長の伴走者”として機能するための具体的スキルを身につけることを目指します。
学習目標
● メンターの役割を説明できる
● メンティと信頼関係を構築する方法を3つ以上挙げられる
● メンティとの面談に置いて、メンティの話を深く聴き、共感的に理解を示せる
● メンティにとって「聴いてもらえてよかった」と思われる面談をし、「面談シート」に記録を残せる
● メンター任命期間に活用する「クレド」を作成する ※クレド=大切にしたい行動指針
学習内容
1. メンターに関する基礎知識
  - メンターに関する基礎知識
  - 若手の特徴を理解する(※ここは、キャリア観、組織適応の課題、リアリティショックなどを扱う)
  - メンターのあり方

2. メンティとの関係づくり
  - メンティとの関係づくり
  - 傾聴と共感
  - 自己開示
  - 【ロールプレイ】「初対面」での会話

3. メンティの話を聴き、適切に導く
  - 【ロールプレイ】メンティの日常を聴く
  - 効果的な問いかけ
  - 【ロールプレイ】メンティの悩みや困りごとを聴く
  - 相手のやる気を刺激する「承認」
  - フィードバックとアドバイス
  - 体験談の伝え方
  - 【ロールプレイ】情報提供をしてみる

4. メンティの成長を継続的に支援する
  - 事例で考えるメンタリング
  - 【事例検討】こんな時、どうする?
  
総合演習
  - 「メンター面談シート」の使い方
  - 【総合演習ロールプレイ①】模擬面談
  - 【総合演習ロールプレイ②】「メンター面談シート」の記入
  - 【演習】メンターとしてのクレドを作成する

実習/演習内容詳細

ソフトウェア
ハードウェア
使用しません
演習/デモ内容
ロールプレイを中心として、「事例の検討」や「内省と対話」でメンターの役割の理解を深め、1回目の面談から効果的な進め方ができることを目指して進めます。(関係構築や対話を重視する研修のため、オンラインliveの場合は、全員「カメラon」を基本としてください)

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ご注意・ご連絡事項

この研修をオンラインで開催する場合、カメラonでのご参加をお願いします。後輩との対話を疑似体験することから、ロールププレイが実践に近い形態で行うためです。

①音声で対話するためのデバイス(例:ヘッドセット、イヤホンなど+音声コミュニケーション可能な環境含む)
②PC内蔵もしくは外付けカメラ(お顔を見ながら対話やロールプレイができるよう、ご準備ください)
このページに記載のカリキュラムは標準版です。企業ごとに「メンター制度やメンターの期待役割」が異なることから、1社向けにアレンジしたものを提供することは可能です。アレンジできる範囲は、実施時間(長さ)や内容などです。(アレンジの内容によっては、別途費用が掛かります)お問い合わせ先、または、担当営業にお気軽にご相談ください。
このコースは、新入社員や第二新卒などの若手社員につくメンターが対象です。しかし、中途入社者の組織適応支援も重要な課題となっており、中途入社者向けメンターの研修をご要望の場合、アレンジ可能です。また、中途入社者の組織適応を学ぶためには、「【PDU対象】マネージャやリーダーが学ぶ!中途入社者の組織適応支援 ~「築く・手放す・学ぶ」を支えるオンボーディング~」(HSC0271G)もございます。

講師からのメッセージ

インストラクター
2010年ごろから1社向けには提供してきた隠れメニューのような「メンター研修」の内容を整え、この度、Webに掲載することにしました。新入社員にOJTトレーナーを割り当て、一定期間、成長の伴走をする制度は、各社定着してきました。ただ、縦の(ラインの)関係だけでは、新入社員の視野が広がりづらく、特にテレワークも導入されたことで、新入社員の組織適応もより難しくなったという背景もあり、今、再度「斜めの関係」(別部署の先輩が対応する)メンターが注目を集めています。 メンターは、業務を教えるわけではないのですが、新入社員の成長を別部署の先輩として支える大事な存在です。新卒者や第二新卒者など若手社員は、誰か伴走者がいることで成長が加速します。メンターによって若手を支え、メンターを体験することで先輩社員の対話力やリーダーシップ力の開発にもつなげてください。