学習内容
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1. 想定する攻撃シナリオとは
- 現実的な攻撃シナリオと学習する攻撃手法の関係
2. ネットワーク基礎
- 攻撃手法の背景となるネットワークプロトコル技術
3. 様々なパケットキャプチャ方法
- パケットキャプチャ時に利用するHW・SW
4. Wiresharkの使い方
- 独自プロトコル解析時に利用する機能
5. 中間者攻撃によるパケット盗聴(arpspoof)
- 解析対象となる通信パケットの取得方法
6. 独自プロトコル解析(Wireshark Dissector)
- 独自プロトコルの解析手段であるWireshark Lua Dissctor
7. 制御システムの通信解析(Modbus および 独自プロトコル)
- Modbusおよび独自プロトコル通信の制御パケット、監視パケットの解析方法
8. パケット生成・送信・リプレイ(Scapy)
- 任意のIPパケットの生成・送信とUDPパケットリプレイ
9. 中間者攻撃とScapyによるパケット改ざん
- 通信中のUDP/TCP通信の改ざん
10. 現実の独自プロトコルを解析する際のヒント
- 多量の通信パケットから重要な通信を特定するヒント
オプション:学習用模擬制御システムへの攻撃体験
模擬制御システムとして、工場制御システム、水量制御システム、鉄道制御システムを用意してあります。それぞれのシステムはSCADA,HMI,PLC,制御対象(センサー・アクチュエータ)から構成しており、学んだ手法を用いて盗聴、解析、不正制御、監視値改ざん等を体験します。国際的にメジャーなModbusを用いたシステム、国内高シェアのメーカ製PLCによる独自プロトコル通信を用いたシステムなど、バリエーション豊かな機器やプロトコルから構成されているため、サイバー攻撃についてより深く理解することができます。
※「オプション:学習用模擬制御システムへの攻撃体験」はご希望に応じてご受講いただける追加カリキュラムです。
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