学習内容
|
試験の学習ポイント:
RHCSA 認定試験の受験者には、以下のタスクを 1 人で実行する能力が求められます。タスクは複数のカテゴリに分類されています。
1. 基本的なツールの理解と使用
- シェルプロンプトにアクセスして、正しい構文でコマンドを発行する
- I/O リダイレクトを使用する (>、>>、|、2> など)
- grep と正規表現を使用してテキストを解析する
- SSH を使用してリモートシステムにアクセスする
- マルチユーザーターゲットでログインしてユーザーを切り替える
- tar、star、gzip、bzip2 を使用してファイルをアーカイブ、圧縮、解凍、展開する
- テキストファイルを作成および編集する
- ファイルおよびディレクトリを作成、削除、コピー、移動する
- ハードリンクおよびソフトリンクを作成する
- 標準の ugo/rwx 権限をリスト、設定、変更する
- man、info、/usr/share/doc 内のファイルなど、システムドキュメントを特定、読み出し、使用する
2. シンプルなシェルスクリプトの作成
- 条件付きでコードを実行する (if、test、[] などの使用)
- ループ構造 (for など) を使用して、ファイル、コマンドライン入力を処理する
- スクリプトの入力 ($1、$2 など) を処理する
- スクリプト内のシェルコマンドの出力を処理する
3. 稼働中のシステムの運用
- システムを正常に起動、再起動、シャットダウンする
- 手動でシステムを別のターゲットで起動する
- 起動プロセスを中断してシステムにアクセスする
- CPU/メモリーを多用するプロセスを特定してプロセスを強制終了する
- プロセスのスケジューリングを調整する
- チューニングプロファイルを管理する
- システムログファイルとジャーナルを見つけて理解する
- システムジャーナルを保存する
- ネットワークサービスを開始および停止し、ステータスを確認する
- システム間でファイルを安全に転送する
4. ローカルストレージの設定
- MBR および GPT ディスク上にパーティションをリスト、作成、削除する
- 物理ボリュームを作成し、削除する
- 物理ボリュームをボリュームグループに割り当てる
- 論理ボリュームを作成し、削除する
- Universally Unique ID (UUID) またはラベルで起動時にファイルシステムをマウントするようにシステムを設定する
- 新しいパーティションと論理ボリュームを追加して、システムを中断させずにスワップする
5. ファイルシステムの作成と設定
- vfat、ext4、xfs ファイルシステムを作成、マウント、アンマウント、および使用する
- NFS を使用してネットワーク・ファイル・システムをマウントおよびアンマウントする
- autofs を設定する
- 既存の論理ボリュームを拡張する
- コラボレーション向けに set-GID ディレクトリを作成して設定する
- ファイルのアクセス権の問題を診断して修正する
6. システムのデプロイ、設定、保守
- at と cron を使用してタスクをスケジュールする
- サービスを開始および停止し、起動時にサービスが自動的に開始するように設定する
- 自動的に特定のターゲットで起動するようにシステムを設定する
- タイム・サービス・クライアントを設定する
- Red Hat Network、リモートリポジトリ、またはローカルファイルシステムからソフトウェアパッケージをインストールし、アップデートする
- システムブートローダーを修正する
7. 基本的なネットワーク操作の管理
- IPv4 および IPv6 アドレスを設定する
- ホスト名解決を設定する
- 起動時に自動的に開始するようにネットワークサービスを設定する
- firewall-cmd/firewalld を使用してネットワークアクセスを制限する
8. ユーザーとグループの管理
- ローカル・ユーザー・アカウントを作成、削除、変更する
- パスワードを変更して、ローカル・ユーザー・アカウントのパスワードの有効期限を調整する
- ローカルグループとグループメンバーシップを作成、削除、変更する
- スーパーユーザーのアクセス権を設定する
9. セキュリティの管理
- firewall-cmd/firewalld を使用してファイアウォール設定を指定する
- デフォルトのファイルアクセス権を管理する
- SSH のキーベース認証を設定する
- SELinux の Enforcing モードと Permissive モードを設定する
- SELinux ファイルとプロセスのコンテキストをリストして特定する
- デフォルトのファイルコンテキストを復元する
- SELinux ポートラベルを管理する
- ブール値設定を使用してシステムの SELinux 設定を変更する
- 繰り返し発生する SELinux ポリシー違反を診断して対処する
10. コンテナの管理
- リモートレジストリからコンテナイメージを検索して取得する
- コンテナイメージを検査する
- podman や skopeo などのコマンドを使用してコンテナ管理を実行する
- Containerfile からコンテナを構築する
- 実行中のコンテナの実行、開始、停止、一覧表示などの基本的なコンテナ管理を実行する
- コンテナ内でサービスを実行する
- systemd サービスとして自動的に開始するようにコンテナを構成する
- 永続ストレージをコンテナに接続する
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
|