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ユーザー部門のための要件定義 ~開発者にビジネス要件を上手に伝える技術~


期間  2日間 時間  9:30~17:30
価格(税込) 1社様向け 主催  トレノケート
形式  講義+演習 コースコード  BSC0092G
このコースは定期開催しておりません。1社様向け研修としてご要望にあわせて開催いたします。

ワンポイントアドバイス

ユーザー部門の方々がITを活用する際に、自分たちの要求をしっかりと形にし、システム開発者に正しく伝える力を身に着けることが出来るコースです。
◆ ◇ ◆ ITパスポート取得後のネクストステップとしてもお勧めです ◆ ◇ ◆

重要なご連絡・ご確認事項

【事前課題】

事前課題として、以下のeラーニングを受講していただきます。

システム開発オーバービュー(1.5時間)

※eラーニングは受講料金に含まれます。別途お申し込みの必要はありません。


【本コースはオンライン対応です】

★オンラインLiveトレーニングの詳細はこちら

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対象者情報

対象者
・DX推進を考えている事業会社のユーザー部門の方
・社内外のシステム開発者と協力してIT化を進めるユーザーの方
・新しくシステム開発や要件定義の担当になった方
・システム開発の上流工程の手順を学びたい方
前提条件
事前課題として、以下のeラーニングを受講していただきます。
□システム開発オーバービュー(1.5時間)
□プロジェクト入門(1.5時間)

学習内容の詳細

コース概要
ユーザー部門に所属する方が、システム開発者に、自分たちのやりたい事を上手に伝えることができる要件定義の方法を学ぶコースです。
研修では、ユーザーが自らの現状業務を正しく把握し、問題や要望を漏れなく洗い出し、それを解決する要件を定義して開発者に提示し、開発者が作成した要求仕様を確認するまでの一連の作業を、演習で体験しながら学びます。演習では、開発者とのコミュニケーションの重要性も体感することができます。また、ベンダー選定におけるRFI、RFPの役割や活用方法についても学びます。
DXの重要性が叫ばれる時代だからこそ、ユーザー部門はまずはしっかりと自分たちの業務を見つめて要求を形にすることが重要です。
ITパスポート取得後のネクストステップとして、知識を実践に活かすための学習としてもお勧めです。
学習目標
● 要件定義の流れを理解する
● 要件定義での注力ポイントが分かる
● RFI/RFPとは何かを理解する
● RFI/RFPを活用する方法が分かる
学習内容
1. 要求とは
  - 要求の抽象レベル
  - 機能要求と非機能要求
  - 要求の複雑さ

2. 要求プロセス
  - 要求プロセス
  - 要求プロセスの基本プラクティス
  - 要求プロセスの位置づけ
  - 要求の状態遷移と要求プロセス

3. プロジェクト環境と対象業務の理解
  - 立ち上げフェーズの目的とアクティビティ
  - プロジェクトの背景と目的の理解
  - プロジェクトの前提条件、制約条件の識別
  - ビジネス環境の理解
  - 現状業務の理解と可視化
  - ビジネスルールの識別

4. 要望の識別
  - 識別フェーズの目的とアクティビティ
  - 利害関係者の識別
  - 問題の識別
  - 要望の収集

5. 要件の導出
  - 導出フェーズの目的とアクティビティ
  - 要望から要件へ
  - 機能要件の導出
  - 非機能要件の導出

6. システム開発への展開
  - 要件の評価
  - ベースラインの策定

7. ソフトウェア要求仕様策定の概要
  - ソフトウェア要求仕様策定の概要

8. 機能の識別
  - 機能の識別
  - 業務フローの分析
  - ユースケースによる機能の識別
  - 機能一覧の作成

9. 機能仕様の定義
  - 機能仕様の定義
  - イベントフローの定義(基本フロー)
  - イベントフローの定義(代替フロー)
  - アクティビティ図
  - 機能特性の定義
  - 機能一覧の更新

10. 入出力仕様の定義
  - 入出力仕様の定義
  - イベントフローとユーザーインタフェース
  - データ仕様

11. RFI(情報提供依頼書)を作成する
  - RFI(情報提供依頼書)とは
  - RFI発行のタイミングと各々の目的
  - RFI発行のメリット
  - RFI発行の手順

12. RFP(提案依頼書)を作成する
  - RFP(提案依頼書)とは
  - RFP発行のタイミング
  - RFP発行のメリット
  - RFP発行の手順

13. 提案を評価する
  - 提案評価における活動
  - 評価項目を検討する
  - 評価方法を検討する
  - 提案を評価する

実習/演習内容詳細

演習/デモ内容
架空企業を舞台とする一連のシナリオで構成されたケースを使用し、グループでIT利活用による業務改善に取り組みます。
研修で学んだことを順に実践し、現状分析、問題・要望の収集、要件定義、仕様化、ベンダー選定と順に演習を進めて、必要な成果物(業務フロー図、問題一覧、要望一覧、機能要件一覧等)を作成します。
成果物を発表してフィードバックを受けることによって理解を深めます。
【演習①】現状業務の理解
【演習②】問題の識別
【演習③】利害関係者の要望収集
【演習④】機能要件の定義
【演習⑤】機能の識別
【演習⑥】機能仕様の定義
【演習⑦】RFP作成

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ご注意・ご連絡事項

事前課題として、以下のeラーニングを受講していただきます。
・システム開発オーバービュー(1.5時間)
・プロジェクト入門(1.5時間)
※eラーニングは受講料金に含まれます。別途お申し込みの必要はありません。
・本コースはオンライン対応です。

講師からのメッセージ

インストラクター
「要件定義は難しい」「システム開発失敗の原因の多くは要件定義の不備」と言われることも多く、ITシステム関連の業務に従事したことのない現場のユーザーにとって、「要件定義はハードルが高い」と感じられていることが多いのではないでしょうか。

「DX」による「業務の変革」が求められる昨今でも、実際にITシステムの構築や改善に踏みだした場合、現場のユーザーに求められるのは、システムのあるべき姿を描き出す「要件定義」の作業です。実はこの点が、DX推進のボトルネックとなっている場合も多いのです。

本コースでは、ユーザー部門が知っておくべき要件定義の進め方の基本と、IT部門やベンダーと協働して仕様を固めるまでのポイントを学びます。業務の現状を分析・把握し、現場の課題を整理して、開発者に伝わる要件定義に落とし込むまでの作業を演習を通じて実践的に学び、現場で使える力を身につけます。

また、RFIやRFPを活用して、自分たちのシステム化に適した良いベンダーを選定する方法もご紹介します。

DX推進やシステム導入に関わる全てのユーザーの方々にお勧めのコースです。「ITパスポート取得の次」の学びとしても最適です。ぜひ本コースで、要件定義のポイントを学び、ユーザー部門のITパワーを引き上げてください。

【講師紹介】
宮川 洋一郎(みやかわ よういちろう)
上級システムアドミニストレーター(現「ITストラテジスト」に包含)

※詳細な講師紹介はこちらをご参照ください。 ≫講師紹介
※開催日程によって担当する講師は異なります。