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年間600名超え!
DX人材育成の育成プログラム検討から運営までを支援

第一三共株式会社

(公開日:2025年6月9日)

第一三共株式会社では、2022年よりDX人材育成に着手されています。2022年にはデジタルスキル標準をベースに社内各組織でDXを推進する社員の人材像とスキルを定義。各組織で選抜されたDX人材に対しての育成プログラムを企画、2024年から本格的に提供を開始しました。

年間600名を超えるDX人材が参加した「各組織向けDX人材育成プログラム」の企画・運営を担当するDX企画部の泉様、福田様に取り組み内容について詳しくお話を伺いました。

お客様概要

会社名 :第一三共株式会社
事業内容:医薬品の研究開発、製造、販売など
資本金 :500億円
従業員数:5,817名
U R L  :https://www.daiichisankyo.co.jp

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今回お話をお伺いした方

泉 貴浩 様

第一三共株式会社 グローバルDX DX企画部
全社変革推進グループ ディレクター
泉 貴浩 様

福田 菜保子 様

第一三共株式会社 グローバルDX DX企画部
全社変革推進グループ マネージャー
福田 菜保子 様

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背景と課題

人材育成専門会社のノウハウを参考にDX教育企画を進めたい

ビジネスとデジタル・データの双方を理解する現場メンバーに対してDX人材育成を行うにあたり、育成プログラムだけでなく、DX人材育成全体に対して人材育成専門会社から専門性の高いアドバイスをもとに進めたかった。

DX人材育成担当者の運営負荷を軽減し、企画に注力したい

DX人材育成担当者が2名と限られたリソースの中、600名を超えるDX人材育成の運営まで対応するのが難しかったため、人材育成専門会社の事務局代行サービスを検討したいと考えていた。

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トレノケートが選ばれた理由

人材育成全体を協議できる専門性の高いアドバイザーと共に業務フローを整理

  • IPAやデータサイエンティスト協会の指標をベースに人材像・スキル定義を行うお客様事例を情報提供。
  • 第一三共様にて定義された人材像・スキルをもとにトレノケートの強みを活かしながら、他社コンテンツを組み合わせた育成体系の作成をご支援。
  • 育成プログラムの提供にとどまらず、PDCAを回すために受講者アンケート設計・実施や、登壇講師と振り返りを行い、現状や改善提案のレポートまで提供。

知識やスキル提供にとどまらない集合型研修の設計

  • 限られた時間で学びを最大化するために「対面による集合型研修」を実施。
  • 対面ならではの強みを活かすため、グループワークや演習、講師からの双方向なコミュニケーションで学びを最大化。
  • 各部署/グループから選抜された受講者同士で今までにない視点での学び・気づきや受講者同士の横の繋がりを作ることも狙い。

人材育成専門会社の事務局サービスによる教育ご担当者様の運営負荷軽減

  • 人材育成専門会社の事務局サービスのノウハウを活かし業務フローを整理。
  • 募集から当日の設営、アンケート回収、研修へのフィードバックまで一連の運営業務を一気通貫で対応できたことが大きい。

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提供した研修サービス

▼ 各コースクリックで、コースの詳細を見れます。

提供した研修サービス

研修の成果/効果

  • 初年度600名を超えるDX人材の育成機会提供
    1社向け講座16コース、52開催を提供し、600名を超えるDX人材へ育成機会を提供。
  • 学び続ける習慣作りと個人の動機形成に貢献
    研修受講後のアンケートより「学びを自部門へ自分が展開していきたい」、「他テーマの研修を受けたい」、「資格にチャレンジしたい」などのお声が上がっており、受講者様のDXへのマインド醸成や自律的な学習モチベーションに寄与。
  • 約600時間の運営負荷軽減を通じて注力業務である戦略企画を実施
    人材育成専門会社のノウハウにて業務フローを整理し、運営を代行。約600時間もの作業を代行した結果、本来時間を割きたいと考えていた企画業務に専念できた。

トレノケートの「DX人材育成研修」にご興味がある方は、
お気軽にお問い合わせください。

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トレノケートへの評価と今後

ー DX人材育成に着手された当時のお話しをお聞かせいただけますか。

2020年にDXの組織が立ち上がり、データ・デジタル・新規ヘルスケアサービスといったDXに関連する機能をコーポレートに集約し、この時に2025DXビジョンを設定しました。
グローバル創薬企業として「データとデジタル技術を駆使」することを掲げ、ビジネスとデジタル・データの双方を理解する現場メンバーを育成していこうと考えていたものの、どう進めていいか正直悩んでいました。

そんな中、デジタル人材育成支援 EXPOで偶然にもトレノケートさんと繋がり、実際の研修提供だけではなく、人材定義といった上流工程からご支援いただけるということでしたのでご相談したのが始まりです。
IPAやデータサイエンティスト協会の指標をベースに人材像・スキル定義を行った事例を教えていただき、その内容を参考にしながら第一三共として5つの人材像、スキルを独自に定義していきました。

ー 第一三共様にて定義された人材像・スキルに合わせて育成プログラムの策定・教育提供を
 この1年ご支援させていただきましたが、弊社への感想をお聞かせいただけますか。

そうですね、大きく分けて3つあります。
1つ目は、弊社が目指すDX、それを実現するために必要なDX人材の要素について解像度高く理解をいただいたことです。
「人材育成の会社であり、研修の会社ではない」と担当営業の方がおっしゃっていただけのことはあり、「どんなコンテンツや研修、どういった部分のスキルであれば貢献できる」と明言いただけました。逆に「ここは弊社では対応が難しいです」と正直にお話しいただいたことはトレノケートさんを信頼できる要因となりました。

2つ目は、研修サービスの質が非常に高いと感じました。
様々な講師の方にご登壇いただいていますが、一人一人のレベルが本当に高く、各講座の終了後に講師の方から総評コメントをいただけるのですが、「こんなところまで見てくださっていたんだ」と驚くような細部に渡るコメントをいただくことができています。弊社内でも、研修終了時に受講者へアンケートを取っていますが、アンケート結果を見ても満足度が高く、高品質の研修を提供してくださっていることがわかるので、安心して研修をお任せできています。

3つ目は運営まで一気通貫でお任せできる「事務局サービス」が非常に助かっています。
研修の事前案内から研修当日の運営、研修後の会場の撤収、アンケート集計やレポート作成などお任せしています。他社主催の研修でもコース運営やサポートに入っているトレノケートさんの事務局メンバーの方に来ていただいているので、都度運用の提案もいただけて本当に安心してお任せできています。

私たちは、国内全グループ会社のDX人材育成を2名で担っています。今回、年間で全16コース52開催という規模で計600名超への研修を実施しました。募集から研修詳細の案内、当日の設営、アンケート回収まで一連の運営業務を2名で実施するのは他業務のことを考えると現実的ではありませんでした。
運営をお任せできたことで、結果的に600時間もの時間を生み出すことができ、本来時間を割きたいと考えていた企画に専念できました。これは本当に助かりました。

ー 第一三共様ではeラーニングや集合型研修といった様々な形式での育成プログラムを
  提供していらっしゃいますが、集合型研修実施への想いをお聞かせいただけますか。

ここは担当者2人で本当にこだわったポイントです。
受講者の皆さんは忙しい業務の合間を縫って限られた時間の中で研修に参加してくれるので、我々としては、対面ならではの強みを活かしたグループワークや演習、講師からの双方向なコミュニケーションが可能、かつ学びを最大化できる集合型研修が最も効果的で良いと考えました。

受講者の皆さんが学んだことを実務の場面で少しでも取り入れていってほしいと考えた結果、アウトプットの場をより多く提供するためにeラーニングも併用しつつ、集合型研修を充実させたいというこだわりになりました。
また、別の狙いとして会場で顔を合わせる受講者同士の繋がりを作ってほしいという想いがありました。研修プログラムは、グループ会社を含む、全社に展開しています。組織や職種が異なると同じ会社の中でも関わる機会は多くないというのが実情です。

全社でDXを推進していく中で、ポジションや役割・職種は違えど、悩みや課題を共有することによって、いつもとは違う視点からお互いに何か気づきやアイデアをもらえるということもあると思います。
実際にアンケートの中で、研修でできた横の繋がりのおかげで、実務・業務の場面でアドバイスや意見、今までにない視点での会話が生まれたという話もあり、嬉しく思っています。

ー DX教育を経た変化や効果を感じたエピソードはありますか。

研修後のアンケートから「学んだことを自部門へ自分が展開していきたい」、「他テーマの教育も受けたい」、「資格取得にチャレンジしたい」といったコメントがあり、受講者の継続的な学習習慣や、スキルアップへのマインド醸成に繋がったのではないかと感じています。

また実態としても、今年はほぼすべての組織から「こういうことをデジタルやデータを用いてやってみたい」、「こういった人材を育成したい」といった具体的な意見や要望が増えてきました。
このような変化の背景には、研修を通してDXが社員一人一人にとって当たり前かつ自分事になってきているということがあるのではないかと感じています。

ー 今後の展望についてお聞かせください。

これまで、DX人材育成の目指す姿、人材像・スキル定義といったことを実施し、各組織のメンバーに協力してもらいながらDX人材育成を推進してきました。

2024年からは、計画推進に必要なプログラムを拡充することができました。
今後はそれらをさらに拡充していきたいと思っています。これまで整えてきた「スキル」をどのように可視化していくか、認定していくかといった仕組みの検討を考えています。また、これまでの取り組みは日本国内のみへの展開でしたが、今後はグローバルを含む、第一三共グループ全体でのDX推進を目指して、今後もDX人材育成を進めていきたいと考えています。

ー 今後トレノケートに期待することはありますか。

トレノケートの保有している人材育成に関する知識や経験などから、弊社独自のコースの提案をいただいており、常に2人3脚でやっていただいていると感じております。これからもそういったご支援をいただけると嬉しいです。

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