学生時代がコロナ禍だった新入社員だからこそ
「名古屋での対面研修」を(株式会社GAGA)
〜複数社合同新入社員研修MIX TRAIN®を名古屋会場で受講〜
(公開日:2024年10月3日)
株式会社GAGA様は、"ちょっと先の常識を作る"を企業理念とし、システム開発を通じて、社会に役立つ技術を提供している愛知県名古屋市に本社を置くシステム開発会社です。DX推進事業とシステムエンジニアサービス事業を主軸とし、2020年に愛知県名古屋市で事業を開始され、わずか4年で140名を超える規模に急拡大されています。
積極的に行っている新卒エンジニアの採用の過程では、学生時代をコロナ禍で過ごしてきた社員のコミュニケーションに共通の課題を感じていたと伺いました。
トレノケートの研修がその課題解決にどう貢献したのか、管理本部 の西村 龍士 様、河村 佳奈 様、大得(おおえ) 夏稀 様にお話を伺いました。
お客様概要
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今回お話をお伺いした方
管理本部 部長
西村 龍士 様
管理本部 主任
河村 佳奈 様
管理本部
大得 夏稀 様
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この事例のポイント
抱えていた課題
- コロナ禍で学生時代を過ごした新入社員のコミュニケーションスキルに不安
- ビジネスの基礎になるコミュニケーション力とITスキルの両方を対面研修で高めたい
提供した研修カリキュラム
- Javaアプリケーション開発エンジニア育成(61日間)
成果
- チームワークの基礎力向上
- ITスキルの目標レベル達成
- 名古屋での同期との対面研修や、別会場で受講している他社の新入社員とオンラインでつないだビジネススキル研修での交流などにより、チームの仲間や初対面の相手と円滑に仕事を進めていく基礎力が身についた
- 個人の習熟度に合わせたサポートで、全員のITスキルが目標レベルへ到達した
- 詳細な個人評価レポートを通して、研修内容の習熟度や強みを踏まえた配属ができた
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新卒エンジニアには"対面"で研修を受けてほしい
ー 今回、トレノケートの複数社合同新入社員研修「MIX TRAIN®」をご活用いただきました。
どのような課題があって導入を決めたのでしょうか?
管理本部 部長・西村 龍士 様 ▲
西村様
弊社はシステムエンジニアがお客様先に常駐することも多く、クライアントとのコミュニケーションが必要な機会も多々あります。そのため、ITスキルはもちろん、きちんとした挨拶や敬意を持って人に接するなどビジネスパーソンとしての基本を重視しています。
ところが、2024年度の新入社員はちょうど大学生活がコロナ禍直撃の世代です。授業はほとんどオンラインで、同じ学部の同級生とは入学式と卒業式でしか顔を合わせなかったケースも珍しくないと聞きます。そのため新入社員たちは、入社後に同期や目上の人に対してきちんとコミュニケーションを取れるのかどうか、大きな不安を感じていたそうです。
また、過去には別の会社の新入社員研修(IT研修)を受けてもらったことがあるのですが、講師はプログラミングの経験値が豊富な元エンジニアでした。エンジニアとしての知識は豊富でしたが、新入社員の指導経験には疑問を感じていました。
新入社員研修は、エンジニアとして自信を持って働き出すための最初のステップです。大切な社員にそこでつまずいてほしくないので、もっと質の高い研修を受けてもらいたいと考えました。
ー コミュニケーション力も向上できる質の高い研修を探していたんですね。
そのなかで、トレノケートのMIX TRAIN®を選んだ決め手を教えてください。
西村様
私は前職時代にトレノケートさんの研修を採り入れた経験があります。価格は安くはありませんでしたが、研修内容の質が高く、研修後にエンジニアとなって働いている社員の姿を見て、「研修事業が主力の会社はやはり違う」と好印象を持っていました。
特に2024年度新入社員はITスキルに加えて、マナーやコミュニケーションを学ぶためにも、絶対に対面研修のほうがいい、と強く感じていました。そうなると、ITスキルとビジネススキルをしっかりと学べるカリキュラムが整っているトレノケートさんのMIX TRAIN®は魅力的でした。
しかし、トレノケートさんを含めて数社の研修先を検討しましたが、東京に比べてエンジニアの母数が少ない名古屋の地域性もあり、オンライン研修しか行っていない企業がほとんどだったんです。当初、トレノケートさんからも、コロナ禍以降、この数年は名古屋での対面研修は開催していないと聞いていましたが、私が「どうしても対面研修にしてほしい」と相談し弊社の希望を理解して柔軟に対応していただきました。カリキュラムも講師も、東京と変わらないハイクオリティな研修を受けられるように調整してくださって、それが決め手となりました。
ー 貴社は、トレノケートの研修で人材開発支援助成金を申請なさいました。
事務的なご負担はいかがでしたか?
管理本部 主任・河村 佳奈 様 ▲
河村様
助成金の申請は経験があったものの、毎年フォーマットが微妙に変更されるため、手続きには相応の時間を要します。特に人材開発支援助成金の計画届の提出期限が2月と、新入社員の面接が始まる人事部門にとって最も多忙な時期と重なることが課題でした。
私たち管理部門の立場からすると、「いつ、誰が、何をすべきか」という全体のスケジュールを早期に把握したいところです。トレノケートさんは事前に全体の流れを整理した資料を提供してくださったおかげで、それに沿って進められるという安心感がありました。
書類準備が締め切り間際になってしまうこともありましたが、トレノケートさんは常に丁寧かつ迅速なサポートで対応してくださり、大変助かりました。
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本気で向き合ってくれるから、安心して研修を任せられた
ー 実際に研修が始まって、新入社員からはどのような反応や感想がありましたか?
西村様
研修が始まったばかりの頃に新入社員一人ひとりに研修の感想を尋ねたところ、全員が「ものすごくいい講師です!」と目を輝かせていました。単に優しいだけではなく、まずエンジニアの先輩として尊敬でき、厚い信頼を寄せているようでしたね。
さらに、新入社員がうまく質問できなくても「こういうことが知りたいんだろう」と確認して回答してくれるところも信頼につながったようです。私も研修会場に何度か寄らせていただきましたが、いつ行ってもいい雰囲気で講義をされていて、教えることのプロフェッショナルだと感じました。
また、研修が始まってすぐの頃、講師に「○○さんはどうですか?」と様子を聞くと、「(この人は)こういうところがあるから気を付けたほうがいい」「こんな働きかけをするとモチベーションアップにつながる」などの答えが返ってきました。それは、私が1年間内定者として接してきたイメージに近い内容やさらに深い洞察の回答でした。短期間で的を射た評価ができるのは、受講生に興味を持って向き合ってくれている証拠です。一人ひとりをよく見て、個性や特徴をよく捉えていると感心すると同時に、「これなら安心してお任せできる」と感じました。
研修を受けていくと、どうしても新入社員の心境は変化していきます。たとえば、「エンジニアとしてやっていくのはこんなに難しいのか」と挫折を味わうこともあるかもしれません。新入社員同士、性格の合う・合わないも出てくるでしょう。
そういったことを人事総務としては把握しておきたいのですが、私自身が広報や採用も兼務しており、なかなか一人ひとりの様子を見る時間はとれませんでした。そんな時も、トレノケートの講師に様子を尋ねると、研修中の様子などこちらが知りたいことの意図をよく汲んで的確に教えてくださり、とてもありがたかったです。
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プログラミングだけでなく実践的なコミュニケーションも
ー 続いて、実際に3カ月の新入社員研修を受講した2024年入社の新入社員の大得さんに伺います。
研修で印象に残っていることを教えてください。
管理本部・大得 夏稀 様 ▲
大得様
特に印象に残っているのは、2回のシステム構築演習です。コンソールアプリケーションの開発(7日間)と、Webアプリケーションの開発(10日間)のそれぞれで、開発工程からコミュニケーションの取り方、時間管理まで、すべて実務に沿った形で取り組みました。
この演習では、「同期の仲間は初対面のプロジェクトメンバーとして接すること」「講師を自分たちの取引先として接し、お客様のニーズに応えながら開発すること」という前提条件がありました。同期というスタンスで接していると、なれあいが出て実務感が薄れてしまうためです。
最初はチームメンバー全員手探りの状態でしたが、現場を長年経験されてきた講師の方からプロ目線のアドバイスをいただき、全員で協力して最終的に1つの成果物を納品できました。毎日頭をフル回転させる、本当に濃い内容の研修で...。このときの達成感は今でも忘れられません。
ー 講師からのアドバイスやフィードバックはどのように行われましたか?
大得様
研修内の単元ごとに3回行われたプログラミング実技テストや個人演習、理解度の確認と合わせて、自分の癖や足りない部分についてフィードバックをいただくことが多かったですね。
学生時代の課題であればそれで合格だったプログラムも、「もう少しこうするとよくなるよ」「現場ではこんなふうに書くよ」など、現場のリアルをプロの目線で教えてもらえたことがとてもよかったです。
また、実装の仕方だけでなく、顧客の要求をヒアリングして分析し、仕様を固める要件定義の段階から、「お客様の望んでいることと自分たちがやろうとしていることがズレていないか」を見極める大切さも学びました。どれも、「現場に出て困らないように」という目線でのご指導だったと感じています。
ー コミュニケーション面での学びについてどうでしたか?
大得様
4月初めに東京や大阪などの他社の新入社員と一緒にオンラインで受けたビジネスマナーの講義は、同期とも印象的だったとよく話しています。初対面の相手とディスカッションしたり、その場で発表をしあったりするなかで、初対面の方と円滑に仕事を進めていくとはどういうことなのかを感じられました。
また、チーム演習でメンバー間の衝突が起きてしまったとき、「仕事仲間への意見の伝え方としてそれは適切か?」を振り返る機会が設けられ、全員でコミュニケーションについても見直すことができました。どちらも配属前に学ぶことができて、本当によかったと思っています。
ー 大得さんは研修時間終了後に残って講師と勉強していたと聞きましたが...。
大得様
はい。クラス内では私だけ、学生時代にプログラミングをしっかり学んでいなかったこともあり、講義中に理解が追いつかない部分があったんです。それで皆が帰った後、わからなかった点を個別に質問しに行きました。
そこで、「最初はわからなくてもいい、手を動かしながら覚えていくことが大切」と教わり、演習用のテキストを見ながらトライ&エラーを繰り返した経験は、今も役立っていると感じています。
講師の方は、同じことを何度聞いても明るく優しく教えてくださるので、委縮せずに質問できました。でも、私からの質問があいまいだったときは、「その聞き方だと先輩社員には伝わらないよ」と正してくださったので、「質問するときは、まず自分の頭の中で考えを整理してから聞こう」と心に刻みました。
その結果、最終的には「1人1機能を作る」というシステム構築演習の課題でも、1人でプログラムを書くことができました。研修スタート時の私のレベルを考えると、ちょっと信じられません(笑)。
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一番吸収力の高い時期に、質の高い対面研修を受ける意義
ー 研修を受けた新入社員の皆様、すでに現場へ配属になったのでしょうか?
西村様
はい。4〜6月までの3カ月間の研修を経て、7月から配属になりました。配属先を決めるにあたり、OJT担当の先輩エンジニア等に、現在の新入社員の状況や評価、性格などを伝える必要があります。
そこで、トレノケートの講師の方に一人ひとりの情報をまとめてほしいと依頼しました。「ビジネスマナーやコーディングスキルなど、6つの項目に対して10段階評価をつけてほしい、辛口込みで」とお願いしたところ、その通りに対応してくれました。辛口な部分の評価も忖度なく、OJT担当の先輩には「重点的に指導すべきポイント」として伝えられました。
さらに研修の最後に、講師に新入社員との個別面談をしてもらい、配属に向けたエールとともに、「あなたはこういう部分があるから気を付けたほうがいい」とあえて厳しめのアドバイスをしていただくようお願いしたんです。尊敬する講師から言われたことであれば、多少耳の痛い内容でも素直に聞けて自分の課題を自覚できるはずですので。
すでに難しい現場に入っているメンバーもいるのですが、しっかりついていけているようです。先輩への質問の仕方などの部分も研修の成果が活きており、やはり対面研修をお願いしてよかったと思いました。
改めて振り返ると、スキルアップの度合いは一人ひとり違いますが、3カ月という短い研修の中で全体的に大きな成長があったと感じています。
ー 新入社員研修をしたい企業の人事担当者にアドバイスをするとしたら、何を伝えますか?
西村様
経験者への研修ならオンラインでも十分かもしれません。しかし、新入社員の最初の3カ月はやる気に満ちていて吸収力の高い期間。そのほとんどをオンラインで過ごさせてしまうのは非常にもったいない、というのが私の意見です。
その期間に学んだことがエンジニアとしての第一歩になり、そこから二歩目、三歩目と続いていきます。最初の一歩で間違えてしまうと、道は途絶えてしまいかねません。新入社員研修を考えている企業には、指導力のある講師がいる対面研修を選ぶことを強くおすすめします。
ー 今後の貴社のビジネス拡大に、引き続き本研修はお役に立ちそうでしょうか。
西村様
はい、そう信じています。
今後、AWSを使ったインフラ領域の事業を推進したいと考えており、その分野の研修実施についても検討中です。今回、トレノケートさんの研修の質の高さをリアルに実感できたので、次もぜひ相談させてください。
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提供したカリキュラム
名古屋会場での複数社合同新入社員研修MIX TRAIN®
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