アイレット株式会社

リモートワークでのコミュニケーションの促進と、現場での課題を把握し、
どう行動すべきかを自ら考えることができる自立したビジネスパーソンの育成。

約30名の新入社員に対して約30日間に渡って下記研修を実施しました。

事前に内定者アセスメントを実施し、入社後のIT研修設計・構築のためのデータとして参考にします。
また研修終了後にもアセスメントを実施することで研修前後での習熟度の確認も行っています。

研修全体の7割をグループ演習に当てました。
まずはチームビルディングを行い、お互いの信頼関係の構築をはかりました。
研修では、ビジネスマナー、報連相、ビジネス文書作成を学び、それを基にインバスケット形式で課題に取り組みました。
PDCAサイクルの習慣が根付くよう、グループ演習を行う際には、目的やゴールなどのアジェンダを明確にしてから開始します。演習後は、毎回振り返りを行い、良かった点や改善点、そして「次に取り組むこと」を明確にします。次の演習のアジェンダでは、この「次に取り組むこと」を必ず取り入れます。演習を単にこなすのではなく、各グループ固有の課題についても積極的に取り組むように促しました。

オンライン研修で開発に必要なスキルを講義と演習を通じて学習します。
研修では、Linux、HTML、PHP、Pythonとアプリケーション開発に必要なスキルを学びました。
IT研修の集大成として、これまで学んできたことを点から線へ、そして面へと理解を広げていくために構築演習を行いました。また、構築演習ではチームで課題に取り組みます。
チーム同士で要件を考え相手のチームに開発を依頼する形式で、設計仕様書に基づきプログラムを作成し、その成果や学びを発表します。要件を考える側と、実装する側の両方の立場を経験することによって、システム開発の大変さ、達成感を体験いただくとともに、「システム化のために決定すべき内容は何か」について学びました。また、発表の場には先輩社員も応援に駆けつけ、大人数の前で発表する難しさや緊張を感じながらも、自身の成長を体感しました。

ビジネススキルの研修では常にPDCAサイクルを意識した進め方をしました。
その結果、グループ演習は回を重ねる度に精度が上がっていきました。
ビジネススキル研修とIT研修を組み合わせることで、リモートワークでのコミュニケーションを解消し、自ら課題を把握し行動のできる、自律したビジネスパーソンへ成長しました。

今後、実業務においても、バーチャルチーム*での活動が増えていくことが予想されます。
オンライン上で、互いの顔が見えていると言っても、対面とは異なり細かい表情や態度まで理解することはできません。バーチャルチームならではのメッセージのやり取りや、リーダーシップの発揮の方法など、リモートワークでのコミュニケーションスキルを習得できました。

＊メンバーが離れた場所にいながら、ITツールを活用してチームとして機能している集団のこと。

IT研修は知識の定着を考え、基礎研修の後に構築演習を実施しました。
チーム同士で要件を考え相手のチームに開発を依頼する形式で、要件を考える側と、実装する側の両方の立場を経験することで、より現場に近い形で構築演習を体験できました。

20年度からオンライン研修に変更し、今年で3年目になりますが、毎年トレノケート社にその年のニーズや弊社からの要望に沿った研修を提供いただいております。
特にグループ演習は、社会人としての基本行動を学び、タスク管理を経験しながら、同期同士のコミュニケーション構築に大変良い機会となりました。
IT構築演習でのチーム開発でも、ビジネス研修で身につけたコミュニケーションスキルを活かして取り組んでいる姿が見られました。

Aさん
トラブルが起きた際の対応が迅速でとてもしっかりとしていました。技術を教わると同時に、エンジニアとしての心構えや、ビジネスマナー研修で学んだことを活かせるカリキュラムになっていたので、復習にもなりました。

Bさん
社会人としてのマナーを講義と演習形式で学ぶことができて良かったです。
初めて同期とチームを組みちゃんと話せたなと思います。チームでの仕事の進め方、形成の仕方、リーダーなどこれから必要になるであろうことを沢山学ぶことができました。

Cさん
オンライン上でどうしても訪問対応などは難しい部分があったとは思いますが、インバスケットなど実践的な内容もあり楽しく学べました。
質問時には画面共有を用いて質問することができましたし、オンラインで反応が分かりづらいので、レスポンスを早くしようと意識づけられました。