ソフトバンク株式会社
Google Cloud Platform(GCP)の研修を顧客に提供し、
販売拡大に成功
最大限にクラウドをお客様のビジネスに活かしていただくために
2018年東証1部に上場し、成長戦略である「Beyond Carrier」戦略を掲げるソフトバンク株式会社様。通信基盤を活かしながら、グループ各社やパートナー企業との協業を通じて、今後の継続的な成長に向けて挑戦を続けています。
法人向けクラウド事業においては、海外の先進的パブリッククラウドサービスを国内向けに提供し、日本企業の活躍を支援しています。その一環としてGoogle Cloud Platform(以下、GCP)(※1)のビジネスがあります。
(※1) Google社が提供するクラウドコンピューティングサービスのひとつです。
お客様 会社概要
商号:ソフトバンク株式会社
資本金:204,309百万円(2019年3月31日現在)
業務内容:移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービスの提供、インターネット接続サービスの提供
従業員数:約17,100人(2019年3月31日現在)
URL:
https://www.softbank.jp/
トレノケートはソフトバンク社の顧客であるエンドユーザ企業向けにGCPのトレーニングを提供しました。
GCPを講義とハンズオン形式でじっくり学ぶ機会を顧客に提供することで、GCPの販売拡大に成功した ソフトバンク株式会社
法人プロダクト&事業戦略本部 戦略事業統括部 クラウド事業推進部 事業企画2課 の星山様、成田様にお話を伺いました。
今回お話を伺ったのは
法人プロダクト&事業戦略本部
戦略事業統括部 クラウド事業推進部
事業企画2課
星山 洋介 様
法人プロダクト&事業戦略本部
戦略事業統括部 クラウド事業推進部
事業企画2課
成田 東吉 様
背景と課題
エンドユーザにGCPについて知ってもらい、利用を拡大してほしい
貴部門のミッションについて教えてください。
-
星山様:
- 当社のビジネスは、大きくコンシューマ向けと法人向けに分かれていますが、当部門は法人向けのクラウド戦略や販売戦略を企画・実行する部門です。500メニューを超える最新の法人向けITソリューションを、官公庁や全業界に向けて広く提供しています。
多数のクラウドベンダーと協業していますが、GCPもそのひとつです。GoogleのクラウドサービスではグループウェアのG Suiteなどが有名ですが、GCPはIaaS/PaaSの領域でデータ解析、機械学習、コンテナやKubernetes などの技術に強みがあり、今注目されています。
-
成田様:
- 当社では2017年からGCPの検証を開始し、現在は社内の業務効率化からソリューション提供まで約100のさまざまなプロジェクトで活用しています。例えば、自社内の膨大な請求書の処理過程では、GCPでOCR化や可視化をすることで58%もの業務時間を削減、また一方では肉声を瞬時にテキストデータに変換しさらに翻訳する機能をお客様にご提供、これは議事録として活用するソリューションとなっています。
貴社の顧客であるエンドユーザ企業向けにGCP研修を企画されたのですね。
どのような戦略に基づいたものだったのでしょうか?
-
星山様:
- GCP導入がゴールではなく、最大限にGCPをお客様のビジネスに活かしていただくことが最終目標です。
比較的SaaSは活用方法がイメージしやすいものの、IaaSやPaaSは、基礎知識を得た上で実際に触ってみないとなかなかイメージがわかないだろうと。顧客にGCPの良さを「体験」してもらい、活用のイメージを膨らませてもらいたかったのです。
また GCPのリセラーである当社からすると、これも「付加価値」のひとつなのです。研修、トレーニングの提供は顧客との関係強化にもつながりました。
受講対象者はどのような方々でしたか?
-
成田様:
- 2019年は入門的な位置づけの「Google Cloud Platform Fundamentals: Core Infrastructure」のトレーニングを、新宿で2回、大阪で1回開催しました。そのため導入したばかり、または導入検討中の企業が中心でしたね。受講者のレベルは、初心者の方から技術が大好き"techie"なITエンジニアの方まで、かなりの幅がありました。
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選定の理由
やはり「研修のプロ」に依頼したい
トレノケートの選定ポイントは?
-
星山様:
- 「研修の品質」ということを考慮すると、やはりプロに頼んだ方が良い結果が出るだろうと。以前、ソフトバンク社内の営業向けに、クラウドの知識やビジネス利用についての研修をトレノケートに依頼した実績がありました。安心して任せることができ、さすが研修を専門にしている企業だと。講師の品質も高く、体系だったカリキュラムやハンズオントレーニング用の環境も用意してもらえました。
-
星山様:
- 東京圏だけでなく、関西など地方開催も可能であることもポイントです。またトレノケートは独立系でマルチベンダー。当社は様々な企業と協業しているので、その点も歓迎でした。
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実施後の効果
研修実施後、順調に販売が拡大
研修を実施後、変化はありましたか?
-
星山様:
- 良いパブリッククラウドサービスは他にもありますが、顧客に GCPの正しい知識を得ていただいたことで、GCPの利用が拡大しました。知識があれば、他のクラウドより優先度が上がるのは自然でしょう。知識不足から導入を迷っていた企業にも契約いただきました。また社内の営業担当者にも、営業活動の支援策として喜んでもらえたことも良かった点です。
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トレノケートへの評価と今後の期待
トレノケートへの評価について教えてください。
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星山様:
- 私も顧客と一緒に講義を聞いていたのですが、特に講師品質がすばらしかったです。受講者はエンジニアから初心者まで、前提知識も興味の対象もばらつきが非常に大きかったのですが、各受講者の質問にも的確に、偏りなく対応していました。専門性の高いインストラクターだからこその品質だと思います。
-
成田様:
- リセラーの視点では、全員の知識を一定のレベルへ底上げする点を最重視していましたが、それも達成できたと考えています。顧客の評価も良かったです。
今後トレノケートに期待することについて教えてください。
-
星山様:
- Googleの認定トレーニングは、他にもデータ分析などのコースがあります。できれば他のコースも早く立ち上げてほしいと希望しています。
ー 貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
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研修プログラム
コース名 |
Google Cloud Platform Fundamentals: Core Infrastructure |
形式 |
講義+ハンズオン |
日数 |
1日間 |
コース概要 |
Google Cloud Platform のプロダクトとサービスの概要を学習します。 講義、デモ、ハンズオンラボを通して、Google Cloud Platform の
価値と、クラウドベースのソリューションを ビジネス戦略に取り入れる方法を学びます。 |
学習目標 |
- Google Cloud Platform のプロダクトとサービスの目的と価値を理解する
- Google Cloud Platform のサービスを操作する
- Google Cloud Platform が実際にどのように使用されているかを説明する
- Google Cloud Platform 上のアプリケーション デプロイ環境を Google App Engine、Google Container Engine、
Google Compute Engine から選んで使用する
- Google Cloud Platform のストレージ オプションを Google Cloud Storage、Google Cloud SQL、Google Cloud Bigtable、
Google Cloud Datastore から選んで使用する
- BigQuery(Google のアナリティクス用マネージド データ ウェアハウス)を基本的な用法を習得する
- Cloud Deployment Manager(テンプレートを使用してクラウド リソースを作成、管理する Google のツール)の基本的な用法を習得する
- Google Stackdriver(モニタリング、ロギング、診断を行う Google のシステム)の基本的な用法を習得する
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講師紹介
トレノケート株式会社 講師
Google Cloud Platform 認定トレーナー
古賀 聖人
IT系企業に10年間在籍し、Webアプリケーション等の開発・保守に従事。 また、都内私立大学に非常勤講師として勤務。 現在はITインストラクターとして、主にクラウド関連トレーニングを担当。 トレーニングの実施だけでなく、新入社員研修も含めニーズに合わせたトレーニングコースの提案・開発など幅広く活動している。
Google Cloud Certified - Professional Cloud Architect。
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