「ビジネスモデルの変革」はIT部門のミッション
日本情報システム・ユーザー協会が発表した『企業IT動向調査2013』によれば、IT部門のミッションとして「ビジネスモデルの変革」を明示している企業が全体の4割を占めています。 一方、現場では多くのITシステムで「必要な機能が実装されていない」あるいは「実装された機能が活用されていない」などの様々な問題が出ています。
そこで、注目されているのがビジネス分析のスキルです。
「要求ありき」で開発を進めていませんか?
多くのシステムは、経営者や担当者へヒアリングしたビジネス上の課題や要求を元にシステム開発が行われます。つまり、「要求ありき」でシステム開発が行われるため、利用者が気付いていない「真の課題と要求」に対応することができません。システム開発担当者は、目前の課題を解決するだけでなく、ビジネスモデルの変革につながるような真の課題と要求を見つけ出すことが重要です。
すべてのIT人材にビジネス分析のスキルが必要
ビジネス分析は、ビジネス上の課題や要求を総合的に分析し、システム要件定義の前に「どんなシステムを作るのか」「何のために作るのか」を決めるフェーズです。表面的な課題ではなく、真の課題を発見するため、ビジネス分析はITシステムに関わるすべての人材が身につけておくべきスキルです。