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都築電気株式会社

人材育成モデルケース

都築電気株式会社 コミュニケーション統括部 第一技術部 副部長 稲岡 聖将氏、同部 鶴見 拓也氏、同部 青木 真吾氏に、トレノケートのトレーニングコースを受講した経緯とその効果について詳しく聞きました。

お客様 会社概要

商号:都築電気株式会社
資本金:98億1,293万円(2017 年3 月31 日現在)
業務内容:メーカー系システムインテグレーター
従業員数:1,446 名(2017 年3 月31 日現在)
URL:http://www.tsuzuki.co.jp/


都築電気株式会社 について

1932年、名古屋にて電話を中心とする電気通信設備工事を生業とした都築商店を創業。以来、音声を中心とした業務を拡大しつつ、大手電機・通信メーカーのディーラーとしても躍進。85周年を迎える2017年現在は、システムインテグレーション(SI)、ネットワークインテグレーション(NI)、電子デバイス、これらを一気通貫で対応できる企業として幅広く認知されています。

近年、ビジネスの柱として掲げているのは「SI/NI事業の拡充」および「IoTビジネス展開」そして「AI事業」。IoTに関しては専門の部門も立ち上がり、製造業や工場から寄せられる多くの案件に対応しています。

2016年発足のコミュニケーション統括部には、NI関連のエンジニアが多数在籍。世の中の"働き方改革"の高まりに向けて積極的に取り組む都築電気の事業指針に歩調を合わせ、ユニファイドコミュニケーションを推進しています。


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UCエンジニア育成の背景と課題

- 稲岡様にお聞きします。まず、UCエンジニア育成が必要になった背景を教えてください。

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都築電気株式会社
コミュニケーション統括部
第一技術部
副部長 稲岡 聖将氏

我々に課せられているのは、今後ますます増加すると予想されるUCの需要に対応するための体制強化、それと同時にお客様の満足度をさらに高めることです。それを実現するには、まだまだ不足しているUCエンジニアを育成する必要があります。しかし、現場でのOJT以外にUCの専門的な知識を学ぶ場がありませんでした。自社で研修を行うには、UCの環境を構築するコストがネックとなってしまうのです。

UCを学ぶ手段としてITベンダーの研修を利用する手もありますが、ITベンダーの研修は「すでにベースとなる技術がある人、現場での経験がある人向け」というのが当社の認識です。ベースの知識が少ないエンジニアも含めて育成したい当社としては、自社での研修はハードルが高いと感じていました。

そこで外部の教育専門会社にUCエンジニア育成の活路を求めました。


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トレノケートを選んだ理由

- 稲岡様にお聞きします。トレノケートには求めたものを教えてください。

UCエンジニアの早期育成を行うにあたり、当社は以下の3つが重要と考えていました。

【体系的なカリキュラム】
UCは音声、ネットワーク、サーバーなどの複数の分野にまたがるソリューションであるため、体系的に学習しないと身に付きません。
部分的な学習では上達が遅く、時間もかかってしまいます。
【現場を想定した研修内容】
座学で講師の話を聞きメモを取るだけでは、具体的にイメージすることが困難です。
例えば「現場を想定した実機演習」を取り入れた研修なら、身に付くのが早いのではないかと考えていました。
【短期のトレーニングコース】
1週間も研修が続けば、人的リソース不足による業務への支障が懸念されます。長くて3日程度、できれば2日間で終わるのが理想です。
トレノケートは上記3つすべてクリアしたトレーニングコースを設けていました。しかも、マイクロソフトのLyncの研修を行っている教育専門会社はトレノケートのみ。これならばと思い、トレノケートのトレーニングコース受講に至りました。

マスタリング Lync Server 2013シリーズは、当社がカスタマイズを依頼するまでもなく、トレノケートのオリジナル講座として、各コースが目的別にシナリオにそって開発され、1コースあたりの日数が短く設定されていました。ですので、このまま受講させていただくことにしました。

Cisco UCトレーニングコースについては「内容を吟味して必要な個所に絞り込む」という対応をトレノケートに求めたところ、もっとも重要なテレプレゼンス中心の学習に特化したトレーニングコースにカスタマイズしていただきました。このトレノケートの柔軟な対応により、2つあるCisco UCトレーニングコースのひとつを5日から3日に短縮することができました。

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トレーニングコースに対する評価

- 受講した感想をお聞かせください。

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都築電気株式会社
コミュニケーション統括部
第一技術部 第二課
青木 真吾 氏

【マスタリング Lync Server 2013シリーズについて:青木氏】

コアテクノロジー編から高可用性編までは講義を受けた後、シナリオにそって実機演習で設定を行うトレーニングコースでした。環境と実機が用意されているからこそ可能なトレーニングコースという印象で、非常に実践的で現場でも役に立つと感じました。

Office 365連携編は、とくにお客様からの需要が高まっているOffice 365サービスと、オンプレミスのLync Serverを連携させる構成に特化した内容でした。単に動作を確認するだけでなく、豊富な検証資源(グローバルIPアドレスや電子証明書など)を使用して実践的なスキルを身につけることができましたから、お客様への提案にも役立つのではないかと考えています。

最後のマスターアーキテクト編は、高可用性編までのトレーニングコースで蓄積した知識を踏まえた最終的な実践編で、「このお客様の要望に対して、自分で要件定義をしてデプロイしましょう」というトレーニングコースです。前段階の体系的なトレーニングコースの中で会得した知識をフル活用して、現場の業務さながらに取り組むことができました

【Cisco UCトレーニングについて:鶴見氏】

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都築電気株式会社
コミュニケーション統括部
第一技術部 第一課
鶴見 拓也 氏

現場対応力に重点を置いたトレーニングコースという印象です。実際のお客様案件では、100台以上のIP電話機増設も珍しくありません。そのような場合に、使用する構築手法やトラブルの原因究明方法について教えていただきました。また、トレーニング全体を通して実機に触れる時間を多くとっていただきました。触ってみることで生まれる疑問についても即座に質問することができ、理解を深めることができました。

現場では作業優先のため、知らない機器や機能があってもその場で詳しく調べることはありませんが、今回のトレーニングコースでは、あらためて現場で使っていた機器の名称から機能まで詳しく知ることができました。こうした知識が増えることで、お客様への導入提案の選択肢が広がるのではないかと思っています。

- 稲岡様から見た全体を通じての感想をお聞かせください。

【トレーニングコース全体について

整った環境で実機を用いた演習が充実していました。当社も自前である程度は揃えていましたが、検証目的で自由に触れるDMZを構築することまでは難しい。その点、トレノケートのトレーニングコースは環境もハードウェアも一式揃っていると感じました。

電話はもちろん、VoIPシステムで利用される音声ゲートウェイも用意されていました。環境においてはパブリックなDNS、ドメイン、電子証明書などが用意されていたので、外部アクセスが可能でした。これらはコストとセキュリティ面から、社内での構築は容易ではありません。

エンジニアの学習は「環境と実機がすべて」といっても過言ではないでしょう。座学だけだとキーワードを覚えるだけで終わってしまいますが、環境と実機があれば、現場の状況を想定した演習を体験することができます。これは、スキルの定着が違います。最小限の時間で最大限の知識を得られるのが、トレノケートのトレーニングコースだと実感しました。

【講師について】

マイクロソフト、シスコ両社のUC技術に精通した方が、講師として教えていらっしゃいました。両方を知っているエンジニアは現場でも少ないので、かなり衝撃的でした。しかも、両社で異なる用語や仕様を把握したうえでの、分かりやすい説明が秀逸。レベルが違うと感じました。

難易度の高い質問に対しても、即答で返せる知識に感服しました。例えば、「お客様の環境で発生したエラー」といった社内の事例に関しても、すぐに答えが返ってきます。これは豊富な経験がなければ分からないこと。それを持ち合わせていることは、現場でお客様に対応する我々とすれば信頼に値します。何回質問しても、嫌な顔をせずに丁寧に教えていただける姿勢もエンジニアには好評でした。

これまで様々な教育ベンダーの講師を見てきました。その経験から言えるのは「トレノケートの講師は本物の教育のプロフェッショナルである」ということです。


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今回採用したトレーニングコース

図版

※上記コースは提供当時のものです。現在は提供を終了しております。


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今後の要望と期待

- 最後にトレノケートへの要望や期待があればお願いします。

新しい技術にいち早く対応できるエンジニアを育てていきたいと思っていますが、なかなか当社の戦略と合致する研修がありません。トレノケートにはトレーニングコースをさらに拡充していただき、エンジニア育成のサポートをお願いできれば幸いです。これからも引き続き、よろしくお願いします。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


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