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概要

Digest2015SS

大特集・IT人材争奪戦2015年~2020年のIT人材育成をどうする?多様化、グローバル化するIT人材の協働力を向上技術力+企画力、分析力で差別化を図るハイブリッドクラウドのスペシャリスト育成p.14-p.152019年p.16-p.172020年東京オリンピックアジアのIT人材は今Western EuropeWorld GDP At market exchange rates2015 forecast,% increase on a year earlierSource:Economist Intelligence UnitNorth America3.2Latin America2.2Middle East/North Africa3.5Western Europe1.4アジアにおけるIT人材の採用や育成の動向について、アジアのIT人材市場を熟知する識者の皆様にお話を伺いました。Sub-Saharan Africa4.5Asia and Australasia(excl.Japan)5.7Eastern Europe(inci.Russia)1.0Japan0.9p.12-p.13---IT人材は、憧れの職種と言えるのでしょうか?基準が日本人と違いますよね(笑)。もちろんアジアのIT人材事情概況K:憧れの職種かどうかは微妙ですが、給与水悪気があってそうしているわけではなく、国民パブリッククラウドサービスを徹底活用---まず、皆さんが拠点とされているタイのIT準は高いと思います。性でしょうが。日本人は自身の能力を過小評2018年人材事情についてお聞かせください。Y:特にWeb系は、給与が圧倒的に伸びています。価しがちです。p.10-p.11吉田様(以下Y):SI系で需要が高いのは、K:業務系のエンジニアは大企業に所属する---活躍の場をタイに求める日本人エンジJavaや.NETのエンジニアでしょうか。タイのケースが多く、安定していますが給与上昇はニアが出てきたり……?業務系システムはマイクロソフト技術が使わ緩やかです。Web系のベンチャー企業は勢いY:今のところ日本からタイへ来る場合は、管不足している人材の2017年p.8-p.9れていることが多く、開発は.NET環境が多いがあるので、給与上昇が大きいし、出世も早理する立場でタイにくるケースがほとんどです育成が最優先事項ようです。いでしょうね。ね。現地のエンジニアへのディレクションをし2016年越様(以下K ) :そうですね。M i c r o s o f tたり、プロジェクトマネジャーとして管理したりDynamics AXの技術者は給与水準が上日本企業の進出具合についてという立場です。がっているのが目立ちます。3割程度上昇して---在タイの日本企業は実感として増えてい---逆に、タイから日本へ渡るIT人材が出いる印象です。ますか?てきたり……?---タイでは、マイクロソフト系の業務シス中島様(以下N):未登録企業を含めるとN:日本に留学して日本語や技術を学んで2015年早期に着手するほど市場で優位にテムが多いのですね。7000~8000社あります。2014年の後半は戻ってくるケースは多いのですが、就職のたK:マイクロソフト技術者は比較的多いと思い日本からの視察も多く、かなりの企業が事業めに日本に行く人はほとんどいませんね。日計画的な人材育成を!ます。工業大学でマイクロソフト社の講座が開の立ち上げ、推進の段階にきているように思本語が出来て、ITエンジニアとして能力が高講されていて、SI系のエンジニアを目指す学います。いなら、タイで生活した方が高給を得られる生が大学で履修しています。---そうすると、日系企業が現地でIT人材をので、日本には行かないと思います。Y:Javaエンジニアも多くいますが、最近は、採用することも増えますね。---他の国の状況はいかがですか?JavaからWebやAndroid系に行く人が増えK:増えていますね。K:ベトナムも伸びていると思います。オフショア開ていると思います。Y:IT系の企業では、立ち上げは日本のエンジ発も増えていますし、先ほどのハノイ工科大学今できる対策将来に向けたスキルセットの拡大を---大学で学んでくる若手エンジニアの技ニアが行い、軌道に乗ってから現地のエンジの卒業生は日本で就職する人もいるようですよ。ITエンジニアが不足している状況に対し、多くの企業では新卒・今後、ITエンジニアのスキルアップには、「いかにビジネスの価値を高め術力はどうですか?ニアを採用、という流れが多いようです。Y:フィリピンはITエンジニアの数が多いのですキャリアの新規採用者や配置転換による再教育など、人材育成に力るシステムを構築するか」という視点が必要です。Y:タイでは、そこまで技術力が高いという印---現地人材の採用はどのように行われてが、英語ベースなので圧倒的に欧米向けの仕象はありません。ITスキルに関して伸びているいますか?資格保有など基準はありますか?事が多いようですね。を入れています。現場で活躍しているエンジニアの方々からは次のような意見も聞IT業界で注目されている「クラウド」「モバイル」「ビッグデータ」「IoT」などは、ビジネスの価値を高めるパワフルな力を秘めていることから市場を賑領域はあるのですが、市場で伸びている領域や好きな領域を局所的に学んでいる感じK:資格保有者はそれほど多くないので、採用時に技術力を判定するのは難しいですね。や---アジアで仕事をする意義は?K:個人的には、バックパッカーとして親しんだこえてきます。わしています。です。まだまだ発展途上ではないでしょうか。はり、人からの紹介で採用したり、面接に自東南アジアに貢献したい思いがあります。一Y:ベトナムの人は勤勉でエンジニアの質も高社のエンジニアが同席し、突っ込んだ技術的方、2015年の日本の成長率予測は0.9%、ア?「仕事の仕方や能力の問題で、無駄に時間がかかっているユーザー企業に所属しているITエンジニアは、自社のビジネスをITで革いと聞きますね。質問をして判断することが多いのではないでジア全体では5.7%が見込まれており、約6倍部分は多いので、改善の余地は多いと思います」新していけるポジションにあります。システム内製化の動きに対応できるだK:ハノイ工科大学では、日本語ができる高度しょうか。の差があります。この成長する力を日本へと還IT人材の育成にも力をいれています。N:それでも、「できます!」「知ってます!」という元することも意義に感じています。?「新しい技術を知らないため遠回りをしているケースは結構けの自社ビジネスに対する深い理解と、要件定義から開発まで担える技Y:アジアで仕事をして改めて思うのは、日本あります」術力が必要になっています。その上に最新技術のビジネス適用を考え、新のビジネスマンが非常に優秀ということ。もっと海外で活躍の場があると思います。アジア、既存の社員が生産性を向上するための取組みも必要です。人材育成しくサービスを作りだそうとする主体性を持った人材が求められています。海外で得たものを日本に伝えるとともに、自に対して今後、IT企業はどのように取り組んでいくべきでしょうか。IT企業のITエンジニアには、汎用性のある業務知識やユーザー企業分が架け橋となって、多くの日本人が海外でもっとも肝心なことは、社員が継続的にスキルアップに取り組む意識の醸成と環境づくりを組織的に行うことです。経営トップは、IT化やスキルアップの重要性を積極的に社員に伝え、マネージャは組織のメンバをOJTや社内勉強会などでフォローしていかなければなりません。のITエンジニアを凌駕する技術力やスピード感が求められています。最近では、ユーザー企業側がクラウドやモバイルなどの利用に対して積極的なだけに、それらのニーズに対して具体的に応えられるよう広くスキルアップを図っていく必要があります。活躍するサイクルを作りたいという使命感を持って取り組んでいます。N:緩やかな成長曲線を描く日本と違って、ある日突然発展する国が多いことは、アジアで仕事をする楽しみの一つですよね。いきなり最新技術を手にして、いきなり発展する国が大手ITベンダーが開催する大規模なカンファレンスは、最新技術情IT企業は、「ユーザー企業に共通する課題を見つけ出し、自社の製品越陽二郎氏吉田悟史氏氏中島奉文氏あるわけです。各国の歴史や文化、言語、地TalentEx (Thailand) Co., Ltd. CEO Reeracoen Recruitment代表取締役CEO株式会社クリスク取締役会長兼Clisk Thailand CEO報や他社の動向を知る手段となり、マインドが刺激されることでしょう。やクラウドや新規技術を利用して解決策を作り、それを提案することで市戦略コンサルティング・ITベンチャーの海外事業株式会社ネオキャリアの海外現地法人として株式会社クリスクにおいて、国内ではWebマー理的な背景を感じながら、それぞれの国の人立ち上げに従事後、硬直した東南アジアの採用市Reeracoenを東南アジア7ヵ国で展開中。人材ケティング事業を展開。タイとシンガポールに支また、手前味噌ではありますが、弊社でのトレーニングは、IT環境が場を作っていく」必要があります。そのためには技術力だけでなく、企画力と協働したり、発展する過程を共に創っていく場を変革すべくバンコクにてTalentExを創業、紹介及びBPOを中心としてアジア全体で採用に社を構え、アジア地域でWebソリューションを提ソーシャルリクルーティングJobTalentsを運営。関する課題解決を提供。供するほか、日本企業のアジア進出を支援。ことには、やりがいを感じます。充実している点と講師の知識の豊富さなどから、短期間で一気にスキや提案力なども強化するべきです。将来に向けたスキルセットの拡大に、求人サイトJobTalentsReeracoen Recruitment株式会社クリスクhttp://jbtalents.com/en/ http://www.reeracoen.co.th/en/ http://www.clisk.com/詳しくは→http://gknet.jp/asiaルアップを図ることができます。計画的かつ早期に取り組んでいきましょう。6 7大特集・IT人材争奪戦巻頭特集ベンダートレーニングITトレーニングビジネストレーニング各種サービス/会社案内